密集市街地における防災性と地域性を考慮したまちづくりルールに関する研究
Architectural Institute Of Japan
北後明彦 田中悠介 樋本佳祐 近藤民生
http://ci.nii.ac.jp/els/110008901193.pdf?id=ART0009859845&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1337231514&cp=
まとめ
本研究では、密集市街地のまちづくりルールの在り方について、「防災性」と「地域性」の両面から検討した。ケーススタディの結果を踏まえて防災性と地域性を考慮したまちづくりルールの在り方について述べる。
延焼リスク評価の結果からすると、「個別型」の方が早い段階で効果が現れるため、防災性の面から検討すると現実的には「沿道型」より有効な対策といえる。しかし、地域性の検討結果を踏まえた以下の2点を考慮すると、一概にどちらのほうがいいとは言えない。
もう一点道路拡幅やその沿いの建物の高層化をした場合、「庄内らしさ」を全く感じられない街並みになってしまいかねない。それを少しでも緩和し「庄内らしく好ましい」まちにするためには、まちづくりルールの中に前面空間の利用法を盛り込み、植栽によるまちづくりを進めることも有効ではないだろうか。
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